「天心VS武尊」フジ放送中止の理由とは？！／アベマTVは大丈夫なの？藤田さん？？
フジ放送中止「那須川天心VS武尊」6・19代替番組はバラエティー特番「世界のありえない最強映像」
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/06/11/kiji/20220611s00041000769000c.html
なんか突然でしたね、、😅 なにか主催者？が反社じゃないかという噂あるそうです。アベマTVでは放映するそうです。
今回、フジのキャンセルが直前すぎるので、なんとなく反社がバレたとかいう匂いはします。（だとしたら、関係者に聞けば白黒直ぐにわかる話しなので、フジの事前の確認が甘くかなり粗忽な会社ということになります。）
特定のイベントを地上波TV局でOAするしないの判断は、まず主催者系が明白に反社なら検討前に即NGです。
そもそも格闘技、芸能人のイベント興行は反社的な存在が担うのが以前は普通（歴史的に有名どころでは、美空ひばりと田岡組長の山口組とか。）だったので、仮に今だに反社が格闘技イベントに関わっていても大きな驚きはないですが、”日本から、反社を徹底的に根絶やしにする”という強い法律である暴力団対策法(暴対法)を施行しちゃってるので、今はムリ。
※いま、ヤクザなり反社とされる暴対法のターゲットになってる方々がどうなっているかはは、ぜひ「ヤクザと家族 The Family」を御覧ください。綾野剛の名演はさることながら、舘ひろしがどこまで落ちてもけっして”汚れない”演技が、また、すごいです。
https://eiga.com/news/20210129/4/
TV局は、地上波の電波を日本国家から（携帯電話各社に比べて）法外に激安に借りてる上に、国家が東京キー局の新規参入を制限してくれているので、その監督官庁はアリガタヤ総務省というわけで、ガチガチに縛られてますしそれを良しとしていいます。てなことで、そのガチガチ保守性から業界では”格好がチャラい民間官僚”と揶揄されてます。（赤坂の局なんて、ほんとCM考査とかガチガチすぎて、面倒くさいったらありゃしないんですよ、、😅）
仮に、TV局が、反社と事前に分かってても分からなくても、放映の契約をしちゃったら、叱られるレベルでは済まずに違法商行為として”目立つ存在である”TV局は厳罰。担当のみならず担当役員、場合によっては社長がクビが飛ぶクラスです。
なので今回の土壇場キャンセルなのかも。
TV局は上記の事情から、”入り口、経過、結果責任を全て負う” からなんです。
今回、アベマTVが放映するそうですが、端っから反社じゃ、アベマTVの放映も無理です。アベマTVはコンテンツ制作部分でEX（六本木ヒルズのTV局）とのJVですし、藤田サイバーエージェントは上場企業ですしコンプラけっこう厳しいです。
今どき反社じゃ試合会場の東京ドームも借りれませんし、シミズオクトとかのイベント運営請負業者も契約してもらえませんから、ドームで万人単位を動員して派手な演出もするような大規模イベントの実施自体が不可能です。
まあ、ただ、この辺りの（地上波TV局に比べれば）ユルいプレイヤーの方々は、特段国家の庇護をうけているわけでもないですし行政と癒着しているわけでもないので、”入り口と経過責任”だけ負ってるので、「いや〜、知らなかったんですよ」と言えば済んじゃうところがあるので、やっちゃうのかもしれません。
別のハナシとして、いまTV見る人が減りすぎて、どんなコンテンツでも「視聴率」がとりづらいという「根本的かつ難儀な状況」では、あります。
多くのオトナが「地上波テレビ自体ぜんぜん見ないしさ」と仰ってるくらいですから、、😅 ましてや、若い人で地上波TVを見ている人、あんまりいませんよね、、。
そんな厳しい環境下。
無料の放送であるTV局地上波の収入は、「視聴率からの売上」（スポットの単価ｘ視聴率）と「タイムスポンサーからの売上」（例の提供クレジットとして出る会社）しかなくて、最近のTV局は有力イベントの放映を売り込んでも、「ここ数年のこの種のイベントの視聴率はこれくらいなのでこの程度の（低い）視聴率になるでしょう。あとはタイムスポンサー欲しいな。すいませんが、OAしたければスポンサーをここに連れてきてください。」というスタンスです。
あ、TV局は当然自分から営業しません。地上波TV局は今だに王様ですから。
つまり、今のイベント興行主は、単に放映権料が手に入るという以前のラクで楽しい世界（娯楽の王様TVを皆で楽しく見ていた時代）から、今は、微々たる放映権料は貰えるものの、むしろ自分のコンテンツを地上波TVで放映してもらうために労力をかけてスポンサーを探してTV局に連れてきて、TV局の売上を作ってTV局が事業リスクがない世界を作らないとOAしてくれません。
格闘技でリングとかポールとかガウンとかのスポンサーは、ああいう相対的には単価の安めなスポンサー料なら負担するけど、TV局のタイムスポンサーなどという数千万円〜のスポンサー負担は、まず、できません。その部分に会社名・団体名が出てるスポンサーを見れば自明です。大きな会社だったとしても、それで売上いくら作れるよ、という株主や銀行の問いに応えられないので。
今回のフジドタキャンの本当の理由はわかりませんが、こういった最近のきびしいTV局の台所事情が底流にあったんじゃないかと拝察します。
「そもそも儲からねえし、ヤバいなら即キャンセルだな！！」みたいな。
ちなみに、アベマTVは日本にとっても、世界にとっても（恐らくこの規模で続けているのは世界で唯一）、とても良い取り組みだと思いますが、ぜんぜん商売になっていないどころか、毎年百億円レベルの赤字を垂れ流し続けるプロジェクトです。
アベマのために発行した200億円のCB（転換社債）償還が来年でして、来年のCB行使価格は現時点での株価より15％も高い。CBが株転されなければサイバーは200億円のキャッシュアウトになりより苦しくなります。借りたカネで収益を生むどころか借金使い切っちゃって赤字垂れ流しの状況ですから、再度のCB発行とかするかもですが、条件（金利・転換価格）が厳しくなるでしょう。
多額のCB発行に加え、ゲーム部門と広告代理店部門が必死にその赤字を埋めてますが、もうかなり長くそれやっちゃって、広告部門もゲーム部門も不満爆発寸前です。役員のボーナスは、当然、全社の営業利益合計にリンクしてます。自分たちが頑張って稼いだ営業利益をアベマTVが費消しちゃってますからボーナス目減りです。
いつ藤田さんが”ネットTVはウケない”という冷厳な現実を受け入れて諦めるか、、😅
乃至はゲームが売れなくなるか広告代理店が躓くかで、即強制終了か、、。
どちらが先にくるか、という段階と思います。
アベマTVは日本にとっても、世界にとってもとても良い取り組みだと思うので、がんばっては、もらいたいですけどね、(*^^*)
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