【再び3月11日を迎え、大家として思うこと 】


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11年前の晴れた金曜日のあの時は、都内物件の清掃をして、次の物件に向けてクルマで移動していました。ちょうど信号待ちしていたときに震度5強の揺れが来たんですが、「あれ?ヤケに揺れるなぁ、(車高が低いガイシャについている)リフターの故障かなぁ」と思ったのを昨日のように覚えています。


その後皆さんご認識の通り、日本中が大変なことになりました。

実はもっとずっとヒドい状態だったのを混乱を避けるために政府や東電は隠していて、後に当時の首相は「(2号機の圧力破壊により東電原子力担当者が全員退避して事態が放置される)最悪のシナリオとしては、福島から半径250キロ圏内、東京をはじめ首都圏を含む5,000万人の人々の避難が必要となるところだった。」とハフィントンポストの取材で語り全世界に配信されています。故 吉田所長は「2号機の圧力破壊が起きたら東日本壊滅。圧力破壊を免れた理由は未だに分からない。」と吉田調書でも語っています。 

東日本壊滅、首都東京放棄で5,000万人の避難となれば間違いなく日本の経済・社会システムは、必ず一旦は崩壊です。(もちろん復興するでしょうし復興させるよう努力しますが、。)
さらに「日本の崩壊」をどうやって免れていられているのか、未だに分からないんです。何しろ、線量が高すぎて2号機の原子炉を見た人はいないんです。つまり、今も、日本人は奇跡に支えられているだけでいつ溶けるか分からない薄氷の上で暮らしているのかもしれません。圧力破壊しかけた2号機の原子炉の内部の様子は、温度とか圧力といった離れたトコロで計測できるデータ以外は、皆目わからないんです、いまだに。

私は電気工学が専門で、同期が東京電力他電力会社に技術職として働きそのうち何人も原子力発電所関連部署にいます。その友達から2011年3月のフクシマはリアルに超ヤバい事態らしいことは聞いていました。そして3月12日の1号機の水素爆発の映像を地元TV局の監視カメラの映像で見て、福岡に避難を即決し、3月13日には福岡に飛行機で飛び、その後福岡に1年移住しました。

男性と女性では放射能が生殖機能に及ぼす度合いがことなります。精子を作り続ける男性よりも生まれた瞬間に一生分の卵子が細胞レベルで確定してしまう女性の方が長期間影響が残ると聞いていました。その後3月下旬には東京にも”黒い雨”が降り水道水にも放射能が検出されたことは報道の通りです。

上記の通り「非常な幸運」によってフクシマの一部エリアのみの避難指示区域で済んでます。それでも約337㎢。それだけの国土がほぼ永久に失われたようなものです。

私たちは原発を再稼働するにしても新設するにしても、「今の人類の技術レベルでは、完全に安全に原発をコントロールすることは出来ないんだ」ということを念頭において判断することが必要です。

不動産投資家は、自社物件と最寄りの原発との距離をいま一度確認してみることが大切と思います。

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